なので、日ごろから常備しているご家庭も多いと思います。
ただ、日持ちがするのをいいことに放置して、いつ買ったものか正確に覚えていない方も多いのではないでしょうか。
そのため、意外と傷んでしまうという意見が多い野菜でもあります。
今回は、そんな玉ねぎの賢い活用方法をご紹介します。
玉ねぎを冷凍するために、特に難しい方法はありません。
それぞれの家庭でよく使う形に切って水気をふき、ジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて、空気を抜いた状態で冷凍庫にしまうたいたってシンプルな作業です。
くし切りでも、うす切りでも、みじん切りでも、ご家庭でよく使う形状にカットすれば大丈夫です。
みじん切りは、時間のあるときに大量に作って冷凍しておくと、忙しくてみじん切りができない日でも調理にサッと使えて便利です。
いずれの切りかたの場合も、冷凍庫で1カ月ほど保存可能です。
使うときは凍ったままパキッと折って鍋やフライパンに入れることができるので、わざわざ小分けしなくてもOKです。
ブロッコリーのようにポロポロくずれやすい野菜や、小松菜のように葉どうしが密着しやすい野菜の場合は、ラップで小分けしてから保存袋に入れる必要がありますが、玉ねぎはそこまで気をつかう必要はありません。
玉ねぎは比較的火のとおりやすい野菜とはいえ、加熱した玉ねぎ特有の甘い味を出すには多少時間がかかりますし、急いでいてサッと加熱したらまだちょっと辛かった…というような経験をしたことがある方もいるかもしれません。
その点、冷凍玉ねぎを使えば、すでに冷凍時に硬い細胞が壊されているので、短時間でやわらかく甘くなります。
調理に使う際にも、凍ったまま直に鍋やフライパンに投入して大丈夫です。
また、生の玉ねぎから炒めたあめ色玉ねぎを作ろうとするとかなりの時間がかかりますが、冷凍玉ねぎなら加熱時間がぐんと短くなります。
保存期間を延ばす目的だけでなく、調理時間自体を短かくするために冷凍するのもおすすめです。
玉ねぎをカットして冷凍すると便利だというお話をしてきましたが、実は玉ねぎは丸ごとでも冷凍できます。
もし、いただきものやふるさと納税などで大量に玉ねぎが来てしまった場合や、冷凍したいけど切っている時間がないという場合は丸ごと冷凍をおすすめします。
玉ねぎを丸ごと冷凍する場合、頭とおしりを切り落として、皮をむき、おしりの部分に十字の切れ込みを入れて、あとはラップにつつんで保存袋に入れ冷凍庫で保存します。
使う際には丸ごと鍋に入れてスープにしたり、米と一緒に丸ごと炊飯器に入れて炊き込みご飯にするなど、さまざまな活用法があります。
まとめ
しかし、時間のあるときにあらかじめ切って冷凍しておけば、使う時にすぐに取り出せて、火の通りも早くなり一石二鳥です。
まとめて買うといつのまにか傷んでしまうこともある玉ねぎですが、冷凍すると1カ月ほどおいしい状態をキープすることができます。
ぜひ冷凍保存を活用することで、玉ねぎをおいしく賢く使いきってください。