お酢には酢酸という酸性成分が含まれており、身体にさまざまな効果があります。
料理の風味付けや直接摂取することで疲労回復、掃除まで幅広く使われています。
ただし、使い方を間違えると逆効果となることもあります。
安全で効果的に使うためには、間違った使い方を理解する必要があります。
今回は、身近にあるけれど意外と知られていない「お酢のNGな使い方」についてご紹介します。

目次

★ やってはいけないお酢の使い方
1.塩素系漂白剤と混ぜて掃除に使う
2.空腹時にお酢ドリンクを飲む
3.お酢ドリンクを飲んだ後に口をゆすがない
4.カビ取り目的でお酢を使う
5.洗濯槽の掃除にお酢を使う
6.調味酢や飲むお酢を取りすぎる
7.お酢を加熱しすぎる
★ まとめ







やってはいけないお酢の使い方




◇ ◇ ◇


お酢は生活の多くの場面で役に立ちますが、使い方を誤ると逆効果や健康リスクを生み出します。
では、どんなことが間違いなのかを具体的に見ていきましょう。




1.塩素系漂白剤と混ぜて掃除に使う


お酢を掃除で使う際に絶対にやってはいけないのが、塩素系漂白剤と混ぜることです。
塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムと、お酢の酢酸が混ざると、有毒な塩素ガスが発生します。
発生した塩素ガスを吸い込むと、せきや呼吸困難などを引き起こし、重症の場合は病院に搬送されることもあります。
毎年、日本国内ではこのような事故が300件以上発生しています。
お酢を掃除に使う場合は、必ず単独で使用しましょう。




2.空腹時にお酢ドリンクを飲む


お酢には疲労回復や血圧改善など多くの健康効果がありますが、空腹時に飲むのはおすすめしません。
お酢は強い酸性のため、胃腸が空っぽの状態で飲むと胃の粘膜を強く刺激します。
その結果、胃が荒れて胃痛や胸焼けを引き起こしたり、また逆に食欲が刺激されて食べ過ぎにつながることもあるため、食後に飲むのが安心です。
健康のためにオスを摂取したいと考えているのなら、食後に5~10倍に薄めた状態で飲むのが理想的です。




3.お酢ドリンクを飲んだ後に口をゆすがない


お酢には酸が含まれており、歯の表面を覆っているエナメル質を溶かす可能性があります。
食事にお酢が含まれている場合は噛むことで唾液が出て酸が中和されますが、お酢ドリンクの場合、飲むだけで唾液が十分に出ません。
そのままにしていると酸が歯に残り、エナメル質を溶かして歯が弱くなったり虫歯になりやすくなったりします。
お酢ドリンクを飲んだ後は水で軽く口をゆすぎ歯のダメージを防ぎましょう。
寝る前に飲む場合は、特に注意が必要です。




4.カビ取り目的でお酢を使う


お酢は掃除にも使えるため、カビにも効果的だと思われがちですが、実はカビ取りにはあまり効果がありません。
お酢の主成分である酢酸は、細菌や一部のカビには効果がありますが、浴室などでよく見られる黒カビにはあまり効き目がないのです。
黒カビの胞子は酸性に強く、お酢をかけて表面的な汚れは取れても、根を張った深部のカビは残ったままで、浴室の湿った状態が続くとむしろカビが増殖することもあります。
浴室や洗濯槽のカビを効果的に落とすには、酸素系漂白剤や専用のカビ取り洗剤を使用しましょう。




5.洗濯槽の掃除にお酢を使う


洗濯槽の汚れには石けんカスや水垢が多いため、お酢で掃除したくなりますね。
しかし、洗濯機メーカーではお酢を使った掃除を推奨していません。
その理由は、洗濯機内部には金属部品があり、酸性のお酢が金属部分を腐食させる可能性があるためです。
また、お酢では洗濯槽にこびりついたカビを落とすことはできず、汚れが取り切れないばかりか、逆に雑菌の繁殖を促すこともあります。
洗濯槽の掃除には、専用のクリーナーや酸素系漂白剤を使うことをおすすめします。




6.調味酢や飲むお酢を取りすぎる


調味酢や飲むお酢は美味しくて飲みやすいように調整されているため、つい摂り過ぎてしまいがちです。
しかし、こうした調味酢や飲むお酢には、砂糖や果糖ぶどう糖液糖といった糖質が多く含まれており、摂り過ぎると血糖値が急激に上がり、糖尿病などの病気のリスクが高まります。
お酢を健康のために取り入れたい場合は、添加物が少なく糖質も少ない黒酢や純米酢、りんご酢などを選ぶのがよいでしょう。
また、摂取量も1日大さじ1~2杯程度に抑えるのが健康維持には最適です。




7.お酢を加熱しすぎる


料理にお酢を使う際、熱を加えすぎるとせっかくのお酢の風味や酸味が飛んでしまいます。
お酢の酸味を生かしたい料理や、疲労回復効果を期待して使う場合は、加熱の仕方に注意しましょう。
お酢は118度以上で加熱すると酸味が揮発してしまうため、火を止める直前や料理の仕上げのタイミングで加えるのがポイントです。
特に揚げ物や炒め物など高温で調理する料理では、最初から入れるのではなく、最後にかけるようにしましょう。


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まとめ

お酢は昔から調味料として使われてきましたが、近年では健康や掃除にも幅広く活用されています。
便利な反面、使い方を誤ると健康被害や掃除効果の低下を招くこともあります。
安全に使うためには成分や特性を理解しておくことが大切です。
なお、お酢は食後に摂ると血糖値の急激な上昇を抑える効果もあるので、食後の習慣にすることもおすすめです。
お酢への正しい知識を身につけて生活の中に上手に活用していきましょう。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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