しかし、気心が知れてくるとだんだん少し踏み込んだ繊細な話をすることも出てくるでしょう。
そんなときに気をつけたいのが、お金の相談です。
お金の貸し借りは、よい結果を生まないことがほとんどです。
小さな金額の貸し借りも、できれば避けたほうがよいでしょう。
今回は、他人にお金を貸してはいけない4つの理由と上手に断る方法をご紹介します。
★ 他人にお金を貸してはいけない4つの理由
1.お金が返ってこない可能性がある
2.繰り返しお金を貸してほしいと頼まれるかも
3.人間関係にゆがみが生じる
4.自分が必要なときにお金が足りなくなる
★ お金を貸してと言われたときの上手な断り方
★ まとめ

お金を貸し借りしてはいけない理由とは何でしょうか。
親しき中にも礼儀あり。
お金の問題は人間関係を壊してしまう原因になりやすいのです。
具体的に起こり得る4つの問題点をご紹介します。
1.お金が返ってこない可能性がある
お金を貸す場合、貸したお金が返ってこない可能性が高いと思っておきましょう。
相手が約束を絶対に守るタイプの人であっても、現状の打開策が見つからない限りお金を返すことは難しいと思っていた方が良いです。
信頼関係があったとしても、金銭のやり取りはやめておきましょう。
貸すのなら、「あげた」つもりで返してくれると期待しないことです。
2.繰り返しお金を貸してほしいと頼まれるかも
一度お金を貸したら、繰り返しお金を貸してほしいといってくる人がいます。
これは典型的な、借りたお金を返さない人の特徴です。
小額だからと何度も貸していると、次第に請求してくる金額が大きくなっていくことも良くあります。
お金を貸してくれないなら、友人関係を辞めると迫ってくる人もいます。
こういった人は、自分にお金を差し出した相手を友達とは思っていないので、さっさと縁を切ってしまう方が良いのです。
3.人間関係にゆがみが生じる
お金の貸し借りは、今の人間関係をゆがめてしまう可能性があります。
貸したお金の返済ができない、期限通りに返してくれないなど、お金にまつわるトラブルは想像以上に多く、重たくのしかかってきます。
自分だけは大丈夫と思い込んで、安易にお金の貸し借りをしてしまうのはよくありません。
4.自分が必要なときにお金が足りなくなる
友人や知人に頼まれるままにお金を貸していると、いざ自分がお金を使いたいとなったときに、手元からお金が無くなってしまっているかもしれません。
気持ちを大きく持って、周囲の人にせがまれるままお金をばらまくように貸してしまうのは、大変危険です。

お金を貸してほしいと頼まれた場合、やんわりと断りたいときにはどうすればよいでしょうか。
・お金の管理は夫(妻)がしているから、といって断る
・今の友好な関係を保ちたいと話す
・自分にも近々、大きな出費(結婚式や親族介護など)が控えていると話す
・お金は貸せないという旨を話したあとで、どうするのが一番よいかを一緒に考える
お金が原因で相手との人間関係が揺らぐと、お互い後味の悪い最後を迎える可能性が非常に高くなります。
相手と付き合ってきた年数や間柄、そしてお金が必要な理由についてしっかりと聞きましょう。
頭ごなしにお金を貸さないことばかりを、相手に押し付けてしまうのはよくありません。
お金が必要な理由を聞き、本当にお金に困っているのかを見極めて自分が渡す以外に解決方法がないかを考えましょう。

まとめ
まずは相手の言い分に耳を傾け、どういった理由でお金が必要なのかを把握しましょう。