毎日バタバタと忙しい日々を送っている皆さまも、唯一無防備になれる時間が「睡眠」でしょう。
しかし、その眠っている間ですら、自分自身の性格や心の状態が表に現れているとしたらどうでしょうか。
例えば、疲れている時はなぜか抱き枕を抱えたり、布団を足に挟んで寝てしまうことはありませんか?
そういった寝方が単なる癖なのか、心の奥に潜む安心感を求める気持ちなのかは意外と分からないものです。
しかし寝相や寝方は、自分では気づかない「心のサイン」を読み取ることができるかもしれない合図なのです。
今回は、どんな姿勢がどんな性格や心理を映しているかをひとつずつご紹介していきます。
想像力を膨らませて、自分や身近な人の寝方を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

目次

★ 寝る姿勢の種類から探る性格と心理
1.うつ伏せ寝
2.仰向け寝
3.横向き寝
4.胎児のように体を丸めた寝方
5.仰向けで手を上げる寝方(バンザイ寝)
6.仰向けで手を組む寝方
7.仰向けで足を組む寝方
8.横向きで足を曲げている寝方
9.抱き枕やぬいぐるみを抱いて寝る
10.布団を頭までかぶって寝る
★その他の独特な寝方が示すもの
★ まとめ




寝る姿勢の種類から探る性格と心理



◇ ◇ ◇


私たちが寝るときに自然にとる姿勢には、性格や心理状態が投影されるようです。
それぞれの姿勢はどのような特徴を持つでしょうか。


1.うつ伏せ寝

《性格》
うつ伏せで寝る人は、一見すると強そうに見えて、実は繊細な性格の持ち主であることが多いとか。
他人と距離を保ちたい、あるいは自分の弱みを見せたくないという気持ちが、自然とうつ伏せという守りの姿勢に現れるそうです。
孤独を好む一方で、内側には豊かな感情を秘めているタイプが多いでしょう。

《心理》
心理的には、心を閉ざしがちな時やストレスを感じている時に、体を丸めるような防御的な姿勢になりやすいといわれています。
また、うつ伏せで寝ることで「外部からの攻撃」を防ぐ感覚があり、無意識に安心感を得ようとしている可能性があります。




2.仰向け寝

《性格》
仰向けで寝る人は、ポジティブで自分に自信を持っている人が多いとされています。
他人の目を気にせず、自由で堂々とした性格の持ち主なので、リーダーシップを発揮したり、周囲を引っ張る力があるタイプもこの寝方をすることが多いようです。

《心理》
仰向けは、開放的でリラックスした心理状態を象徴しています。
心の中に大きな不安がない時や、今の自分に満足している時にとりやすい姿勢なのだとか。ただし、緊張感がないため、寝付きにくい人も多いという特徴があります。




3.横向き寝

《性格》
横向きで寝る人は、バランス感覚に優れ、穏やかで協調性のある性格です。
他人との調和を大切にし、自分の意見を押し通すよりも、周囲との和を保とうとする傾向があります。

《心理》
心理的には、横向きは「安定」を求める姿勢とされています。
ストレスが少なく、安心して眠りたい時にとる自然なポーズが横向き寝です。
体を左右に傾けることで、体全体の負担を減らし、心地よさを得られるのもこの姿勢の特徴だといえるでしょう。




4.胎児のように体を丸めた寝方

《性格》
胎児のように体を丸める姿勢は、繊細で感受性が強い人に多く見られるそうです。
他人からの評価に敏感で、自分を守りたいという思いが強いタイプですが、一方で、人懐っこく、親しい人に対しては甘えん坊な一面を見せることもある人です。

《心理》
この姿勢は、心理的にストレスや不安を感じている時に多く見られます。
特に、大きなプレッシャーや孤独感を抱えている場合、無意識にこのポーズをとりやすいとされています。
体を丸めることで、外界からの刺激を減らし、安全な「殻」の中にいるような感覚を得ているのかもしれません。




5.仰向けで手を上げる寝方(バンザイ寝)

《性格》
仰向けで手を上げる「バンザイ寝」は、自由奔放で大胆な性格を表しています。
好奇心旺盛で、新しいことにチャレンジするのが好きなタイプです。
小さなことにくよくよせず、ポジティブ思考の持ち主でもあります。

《心理》
心理的には、解放感やリラックスを求める状態を反映しています。
この寝相の方は、日常のストレスから解放されたい気持ちが強い傾向にあり、無意識に広がる空間を求めてこの姿勢をとるようです。
また、心の余裕を身体で表現しているとも言えます。




6.仰向けで手を組む寝方

《性格》
仰向けで手を胸や腹の上に組む方は、冷静で分析的な性格を持つと言われています。
他人に感情をあまり見せず、控えめながらも自己コントロールが得意なタイプではないでしょうか。
信念が強く、自分の価値観を大切にする傾向があります。

《心理》
この姿勢は、心を落ち着けたい時や集中して物事を考えたい心理状態を表しています。
無意識に手を組むことで「自分を守る」感覚を得ているのかもしれません。
また、現状に満足している時にも多く見られる姿勢です。




7.仰向けで足を組む寝方

《性格》
仰向けで足を組んで寝る方は、マイペースで独自の世界観を持つタイプです。
自分の考えをしっかり持ちながらも、他人の意見には柔軟に対応することができます。
一方で、自分の時間や空間を重視し、干渉を嫌う傾向もあります。

《心理》
この姿勢は、リラックスしつつも緊張感を完全には解かない状態を示しているといわれています。
足を組むことで「心地よいけれど、完全には気を抜かない」というメッセージを無意識に表現しているのかもしれません。




8.横向きで足を曲げている寝方

《性格》
この寝方は、バランス感覚があり、穏やかでストレス耐性が高い性格を表します。
適度な距離感を保ちながら、周囲と良好な関係を築くことが得意なタイプが多いと言われています。

《心理》
心理的には、心が安定しており、リラックスした状態を示しています。
特に、日々の生活に満足している人や、何事にもあまり動じないタイプがこの姿勢をとる方が多いようです。
足を軽く曲げる姿勢は、心地よさと安心感を両立させるポーズでもあります。




9.抱き枕やぬいぐるみを抱いて寝る

《性格》
抱き枕やぬいぐるみを抱いて寝る方は、心の奥底で誰かや何かに寄り添いたいという思いを持っているのではないでしょうか。
優しくて愛情深い一方で、寂しがり屋な一面もあり、他者との関係を大切にし、自分が愛されているという実感を求めることが多いです。

《心理》
心理的には、安心感を得たい時や孤独感を和らげたい時に、この姿勢をとることが多いようです。
柔らかいものを抱くことで、ストレスを軽減し、心を落ち着かせる効果があると考えられています。
幼少期の記憶や習慣が影響している場合もあり、ぬいぐるみを抱くことで、子どもの頃に感じた安心感を再現しているケースも少なくないようです。




10.布団を頭までかぶって寝る

《性格》
布団を頭までかぶって寝る人は、繊細で内向的な性格の持ち主が多いと言われています。
他者と深く関わることにストレスを感じやすく、自分の空間を大切にするタイプです。
一方で、優しさや想像力が豊かで、一人の時間を楽しむことも得意です。

《心理》
心理的には、外界からの刺激を遮断したいという強い欲求が表れています。
明るさや音といった外的要因をシャットアウトし、自分だけの安心できる空間を作り出そうとする行動なのです。
特に、ストレスが多い時や、現実逃避したい時にこの姿勢をとる傾向があります。
ただし、単に真冬であれば単に温かさを求めている場合もあり、行動の背景は状況によって異なります。




その他の独特な寝方が示すもの



◇ ◇ ◇


時には、ここで挙げた以外の寝方をしている場合もあるかもしれません。

例えば、腕を大きく広げて寝る人や、足を体の上に乗せて寝る人など、ユニークな寝姿勢の寝方は人それぞれです。
そのどれにもまた、その人の性格や心理状態を映している可能性があります。




・腕を広げて寝る:自由でオープンな性格。枠にとらわれない柔軟な考え方を持つことが多いです。

・体をねじるように寝る:緊張感やストレスがある時に多い姿勢。心の葛藤を象徴している場合があります。

・横向きで何かを足で挟む寝方:安心感や安定感を求める心理が働いています。


これらの姿勢は、たとえ無意識であっても、その人の心や性格を映し出している鏡と言えるでしょう。




まとめ

寝る姿勢は、ひとりの人間でもずっと同じではなく、その日の体調や気分によっても日々変わるものです。
たとえば自分がいつもと違う寝方をしていると気づいた時でも、それは体や心が何かを伝えようとしているサインかもしれないので、最近ストレスが増えていないかなど、自分に問いかけてみるのもひとつの方法です。
自分の居心地の良い寝姿勢を観察することで、自分自身の心や体について新たな気づきを得られるかもしれません。
眠りは心と体をリセットする大切な時間なので、どんな姿勢で寝たいのかを観察してみることで、自分の今の状態を知り、より快適な睡眠環境を整えるヒントが見つかるかもしれません。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。