相手先からのメールを受け取ることは、日に何通もあると思います。
そのメールにに「誤り」を見つけたとき、あなたはどう指摘しますか?
同じ誤りを指摘するにしても、「感じのいい人」と「そうでない人」とでは内容が大きく違ってきます。
相手の間違いを積極的に指摘することは、誰でもしたくありません。
「おせっかいだと思われたらどうしよう…」と躊躇したり、「指摘しなくてもたぶん気づいてくれているだろう…!」と言い訳して、何もしないことも多いのではないでしょうか。
しかしそのせいで、結果的に仕事上の大きなミスにつながる可能性もあるのです。
今回は、相手を刺激しない「メールライティングのコツ」についてご紹介します。




気持ちよく相手に指摘するには?



◇ ◇ ◇


多くの人は、メールを送信する前に、「誤りがないかどうか」をチェックします。
まして、相手が取引先や上司だった場合には、なおさら念入りにすることでしょう。




一方で、相手からのメールに「誤り」を見つけるときがあります。




簡単な誤字脱字程度ならいざ知らず、業務上重要な事柄だった場合には、その誤りを指摘するハードルは、想像以上に高いものです。

とくに若手のビジネスパーソンなら、いっそ、見なかったことにしたくなるかもしれませんね。




そんな時、相手が気分を害することなく気持ちよく伝える方法をいくつかご紹介します。






「クッション言葉」と「記録」を活用する



◇ ◇ ◇


ひとつめは、「クッション言葉」を活用することです。

クッション言葉とは、その名称どおり、伝えにくいことや依頼ごとなどを、やわらかくする効果があります。




代表的なクッション言葉として、「おそれいりますが」「お手数ですが」「失礼ですが」などがあります。




たとえば、相手が日時を間違えてメールを送ってきている場合ならば、




「念のための確認ですが、次回のお約束は6月13日(木)13時でよろしいでしょうか。」




というように、本当はわかっていることでも、「念のための確認」というクッションを挟むことで、やわらかいばかりか、謙虚さも感じられますよね。




2つめは、「記録」という言葉を効果的に使うことです。




「次回のお約束については、手元で6月13日(木)13時と記録していますが、いま一度確認させていただけますでしょうか。」




こうすると、「間違いの指摘」が「記録の確認」という要素になりますから、書き手のハードルがググっと低くなるかと思います。








「疑問形」の表現を使う



◇ ◇ ◇


訂正したい内容を含むメールを送る際は、疑問形で表現すると優しい印象になります。




たとえば、請求書の金額の桁を間違えていたとします。




「請求金額が◯◯円となっていますが、△△円です」

「請求書の金額が違います」





といったは、直接的な表現です。




「請求金額が◯◯となっておりますが、△△円ではないでしょうか」

「請求金額が違うようです。恐れ入りますがご確認いただけないでしょうか」





とすると、やわらかい印象になります。




また、自分の認識が合っているかを確認するメールとして送るのも効果的です。

相手の非を責めるのではなく、自分が間違っているかもしれないと伝えることで、相手も再確認をおこないやすく傷付くこともありません。




先ほどのシチュエーションなら、




「請求金額は△△円と認識しておりました。大変恐縮ですがご確認いただけないでしょうか」

「大変申し上げにくいのですが、請求金額は△△円だと認識しておりました。私の勘違いもあるかもしれませんので、一度ご確認いただけますと幸いです」





のように送るといいでしょう。








まとめ

上司や取引先など相手から届いたメールの内容に間違いがあったときは、なるべく早く訂正するメールを送ることが大切です。
その際、相手の間違いを直接的に指摘するのではなく、クッション言葉や疑問形を用いてやわらかい表現にしましょう。
自分の認識が間違えていないか確認する手法もおすすめです。
そうすることで、間違いを指摘されて相手が気分を害してしまうことを避けられ、角を立てずに相手の間違いを訂正することができますよ。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。