飼い主が寝ているとわかっているからこそ、猫もやりたいことができるというもの。
今回は、人間が眠っている間に猫がしている行動と、その時間帯にしかやらない理由についてご紹介します。
まだお迎えして日が浅い時期に、猫は人間が寝静まった後にさり気なく動きだします。
ケージの中で過ごしている間はキョロキョロしたり、食事を取ったりトイレを済ませたりします。
ケージの扉を開けたままにできるようになった段階では、室内を探索して歩きまわります。
猫は警戒心が強い動物なので、人間がいなくなり寝静まった段階になって、この時とばかりに活動し始めるのです。
万が一飼い主さんが目を覚まして猫の動きに気づいても、そのまま寝たふりを続けてくださいね。
２.飼い主さんの観察
就寝中にふと目が開いた瞬間、愛猫と目が合ったり、顔を覗き込まれていることはありませんか。
そう、猫は夜中に何気なく飼い主さんを観察しているのです。
その目的は見守ろうとする親目線であったり、イタズラをするために眠ったことを確認したりと様々です。
前者であれば嬉しいですが、後者の場合は困りますね。
念の為、危険なものや大切なものは愛猫の手の届かない場所に片付けてから就寝するようにしてください。
３.家中を走り回る
夜な夜な室内を駆け回る猫も多いでしょう。
猫好きさんや飼い主さんの間では「運動会」と呼ばれる行動です。
この時の猫は、野生の名残りで狩りをしている状態なのです。
おもちゃを振り回したり、追いかけたりするのは、狩りで獲物を追う動作です。
猫は夕方や早朝(家猫の場合は深夜も含む)が狩猟タイムになるので、走りまわるのがどうしてもこのような時間帯になってしまいます。
もしやめさせたいと思ったら、就寝前に少量の食事を与えたり、日中に全力で遊ばせるようにすると良いでしょう。
４.一緒に眠る
夜中に行動的になる猫ですが、大人しく一緒に寝てくれる猫もいます。
途中でご飯を食べたりトイレに行くことはありますが、再び飼い主さんのそばに戻ってくることが多いでしょう。
完全室内飼いが一般的となった昨今では、この一緒に寝てくれる猫のように、人間と暮らすことで人間の生活サイクルに概ね適応していくのがほとんどです。
なぜなら、そのほうが効率よくご飯が食べられたり、遊んでもらえるとわかっているから。
猫はマイペースなようで、実は順応性を兼ね備えているのです。
まとめ
そして敢えてこの時間を選ぶ理由は、猫のもともと持っている習性が関係しているのですまだ人馴れしていない猫や、お家に慣れていない猫は、最も安心して活動できるタイミングが、飼い主の就寝中になるわけです。
飼い主さん側に不都合がない限り、できるだけ猫の自由にさせてあげてくださいね。
もし「夜中の運動会が近所迷惑になって困る」という場合は、就寝前に何粒かご飯を食べさせて「狩りはもう終わり！」と錯覚させてみたり、一緒に遊んで達成感を味あわせるなどして、夜人間と同じように眠る習慣をつけさせてください。
