また、送料を節約するために、ネットでまとめ買いする方もおられると思います。
しかし、アラフィフ以降の夫婦での暮らしには、よかれと思ってまとめ買いしたことで、逆に節約でなくなることもあるのです。
今回は、まとめ買いをやめた方がよいものについてご紹介します。
年齢とともに食事の量は減っていく傾向にあるのは間違いのないところでしょう。
若い時や子育て時代の買い物の習慣がそのまま残っていて、今まで通りの量をまとめ買いしてしまうと、食べきれずに残ってしまうことになります。
冷蔵庫や冷凍庫に保存していても減りが遅くなり、常温保存のきく食糧でいつのまにか部屋が圧迫されるかもしれません。
たとえば、野菜や果物などの生鮮食品は新鮮さが命です。
安いからとまとめ買いしてしまうと、賞味期限がくる前に食べきるのが難しく、結局食材がダメになり破棄しなくてはならないこともあります。
パンやお菓子も同様に、大量にストックしておいても食べきるのに時間がかかり、結果的には賞味期限が切れてしまうかもしれません。
日常的に家に食材が大量にあると「早く使いきらなくちゃ」と感じてしまい、料理の際に無理に消費しようとして必要以上に使ってしまうことにもなります。
たとえば、一丁の豆腐で麻婆豆腐をつくると、アラフィフ2人の夫婦では一度に食べきれない量になっていしまいます。
2日連続の麻婆豆腐にすれば無駄ではなくなりますが、やはりつくりすぎると食べ過ぎの原因にもなるので、調整が必要になってきます。
若い頃と同じペースでの「大量買い」をするのは要注意です。
バスタオルや フェイスタオル、ハンドタオルなどは、生活のなかで何気なく使用されていいます。
しかし、年齢を重ねるにつれ、若いときほど汗をかく激しい運動をしなくなりますし、必要なタオルの量は減っていくと考えられます。 タオル類はかさばるため、収納スペースを圧迫しがちです。
昔、スポーツクラブに週5日通っていたときは、毎日新しいバスタオルが必要だったけれど、週に2~3回の散歩が主な運動になった今では、使用するタオルの使用量はかなり減っているでしょう。
また、昔と比べて家族構成も変化していることと思います。
その影響として、お子さんが巣立っていったあとは日々タオルを使う量が減り、クローゼットはタオルだらけになるかもしれません。
タオル類は贈答品としてもいただいたりする機会があるので、積極的に買わなくても、もらい物があるのでなかなか減りにくい傾向があります。
ですから常に「今の家族に見合った量」を買う、買いすぎないようにすることに注意しましょう。
たとえば気に入ったブラウスを見つけたとき、色違いで何色も欲しくなることはありませんか。
でもよく考えると、体型が変わる可能性や流行の移り変わり、また健康状態の変化などで着られなくなる可能性もあります。
アラフィフ世代は代謝が落ちて太ったり、脂肪のつく場所が変わったりと体型が変化しやすい時期です。
それに伴い、今まで好きだったスタイルの服が似合わなくなったり、サイズが合わなくなる可能性もあります。
大量に同じデザインの服を購入していても、体型が変わってしまうとすべて着られなくなってしまいます。
服には流行があるので、今、お気に入りのデザインだからと言って、そのまま数年後もそのデザインが流行っているとは限りません。
一度に大量に購入するのは浪費や無駄遣いのリスクにつながります。
さらに年を取ると、介護が始まったり自分が病気になる可能性も増していきます。
介護が始まると、洋服選びにもデザインやファッション性よりも機能性が求められます。また、病気になると、特定の服が必要になったり、着る服に制限が出てくることもあります。
やはり、自分の生活や体調に合わせて、その時々に必要な服を少しずつ選んでいくのがよさそうです。
まとめ
また歳を重ねるごとに不用品を捨てるのもおっくうになりがちです。
家に物が溜まると、結局自分や家族の負担になります。
買い物は「必要なものを少しずつ」をモットーにしましょう。
そうすることで、いろいろな変化に対応しやすくなり、物をムダにすることもなく、結果として節約につながるのではないかと思います。
まとめ買いをやめて、すっきりと暮らしていきましょう。