ケアマネ=ケアマネージャーは、介護を抱える家族にとってなくてはならない存在です。
介護の生活が始まると同時に、いわば司令塔役として、長くお世話になりますが、ケアマネとの付き合い方に悩みを抱える家族も多いそうです。
今回は頼りになるケアマネさんと、上手にコミュニケーションを取り合うにはどうすればよいのかを、認知症の母の遠距離介護をされている工藤広伸氏著書 『ムリなくできる親の介護 使える制度は使う、頼れる人に頼る、便利なツールは試す! 』 からケアマネージャーとうまく付き合うポイントをご紹介します。

目次

★ ケアマネージャーとうまく付き合う5つのポイント
1. 家族が介護にどう関わるかを明確に伝える
2. ケアマネはサポーター。家族がメイン
3. 家族の望む関わり方を伝える
4. 必要以上の連絡はしない
5. サービスに疑問を感じたらすぐ理由を聞く
★ まとめ




ケアマネージャーとうまく付き合う5つのポイント


◇ ◇ ◇

介護家族にとってのケアマネ=ケアマネージャーは、最も身近で頼りになる介護のプロです。


「何かあったら、まずケアマネに連絡する」と言うご家族も多く、コミュニケーションの頻度の最も高い存在ではないでしょうか。

一方で、ケアマネとの関係がうまくいかないと悩む介護者も多く、介護者の集いなどでも必ずと言っていいほど、ケアマネへの不満が出てきます。

家族目線でケアマネとの関係改善に向かわせるポイントを、5つの視点でピックアップしたいと思います。



1.家族が介護にどう関わるかを明確に伝える



ケアマネは、「訪問看護」や「ショートステイ」、「福祉用具のレンタル」など、介護サービスを提供する事業者と介護を受ける家族との橋渡し役です。

橋渡しをするためには、介護されるご本人や家族がどういった介護を望まれているかの意思を知ることが必要で、それがないと橋渡しはできません。


具体的には、「在宅介護なのか」「施設に預けるのか」「誰が介護をメインでやるのか」「お金の負担はどうするか」などを決めておくということです。


我が家の場合は、主に介護を担当するのはわたしで、認知症の母と可能な限り在宅で介護したいという意思をケアマネに伝え、その意思に基づいて、ケアマネはデイサービスへ通所することを提案してくれました。


ケアマネからの最初のヒアリングの際に、家族としてどう介護と関わるのか、という意思をはっきりしておくことで、ケアマネも具体的に動きやすくなると感じます。



2.ケアマネはサポーター。家族がメイン



介護内容のすべてをケアマネさんにお任せして、家族の意思を何ら示さない介護者もいますが、ケアマネは介護のプロであっても家族ではありません。


家族各々が忙しくてもメインで介護に参加するという意識を持ち、分からないことはプロのケアマネにサポートしてもらうという姿勢を持つことが、関係改善への一歩になると思います。



3.家族の望む関わり方を伝える




要介護者のために介護サービスを見直し、様子を何度も見に来てくれる積極的なケアマネもいれば、家族からのリクエストがないと動かない受け身のケアマネもいます。
積極的なケアマネの方が良いケアマネのように見えるかもしれませんが、そうとは一概に言えません。

現状維持を望む家族にとっては、介護状況が変わりそうなときに連絡することで対応してもらえる受け身のケアマネが良い場合もあります。


家族として介護に参加する意思を持つことが大切だと書きましたが、ケアマネにどう関わってほしいかという意思を明確に伝えたほうが、より関係改善につながると思います。



4.必要以上の連絡はしない




2016年の厚生労働省の調査によると、1人のケアマネが担当する利用者の平均人数は25人だそうです。

各家庭に主介護者は1人いるわけですから、橋渡し役のケアマネは常に50人以上と連絡を取り合っていることになります。

介護家族はどうしても、「わが家だけのケアマネ」と勘違いしてしまいがちですが、数多くのご家庭を同時に見ています。


ケアマネは「介護家族の共有の財産」とも言えるので、必要以上の連絡をすると他のご家庭にも迷惑がかかることがあります。


わたしは、急用でない限り、LINEでの連絡にしていました。
伝えるだけなら「返信不要です」と添えたりもしていました。
こういった小さな配慮も、関係改善へつながるのではないでしょうか。



5.サービスに疑問を感じたらすぐ理由を聞く




担当するケアマネは、要介護者のためのケアプランを作ります。

要介護度に合わせて、デイサービスやショートステイなどが組まれ、在宅介護であってもご本人や介護者が介護生活を楽しく豊かに過ごせるように工夫してプランを立ててくれます。

介護者がケアマネの立てたプランを説明されたときに、家族として要介護者に合わないサービスを勧められた時や何か違和感を感じた時は、遠慮せずにケアマネにすぐ理由を聞いてみるといいです。

たとえば、まだ元気な60代で要介護1の認知症の方が、80代後半の利用者ばかりいるデイサービスを紹介されたら、もしかするとそれはケアマネが所属する事業所が運営するデイサービスかもしれません。
自分が所属する事業所の系列を紹介したい気持ちはわかりますが、それよりもやはり利用者に見合ったサービスを提供してくれることを介護者は望むものです。


ケアマネとうまくやっていくためにも、違和感を感じた時すぐに聞いてみることが大切です。






まとめ

ケアマネ次第で、介護は大きく変わるとよく言われます。
介護者とケアマネとの関係をうまく構築することが、介護生活が楽になる一歩につながるのではないでしょうか。
まずはご紹介した5つの視点で、ケアマネとの関係改善を試してみましょう。
それでもうまくいかないようならケアマネを変更する権利が家族にはあるので、変更をお願いするのもいいかもしれません。

『ムリなくできる親の介護 使える制度は使う、頼れる人に頼る、便利なツールは試す! 』

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。