今年の夏も異常な暑さでしたが、蚊は暑すぎると出てきません。
これから少しずつ涼しくなる夏の終わりこそ、蚊が元気になって増えてきます。
人間と同じように猫の場合も蚊への対策は必要なのでしょうか。
犬のように、蚊を介しておこる病気「フィラリア症」にかかることはあるのでしょうか。今回は猫ちゃんへの蚊対策についてご紹介します。





猫も蚊に刺される?


◇ ◇ ◇

刺されるか刺されないかで言えば、猫も蚊に刺されます。


しかし、猫は人間のように蚊に刺されても、皮膚が赤くなってかゆみを伴う状態になることはあまりありません。


かゆくなる理由としては猫も人間と同じメカニズムで、蚊が血を吸う際に、血液凝固を抑制する物質を注入し、その物質がかゆみを生む原因となります。

全くかゆくないわけではないのですが、人間ほどにはかゆみを強く感じないと考えられています。


ただし猫の場合、蚊の吸血に対して強いアレルギーを発生する場合があります。

かゆみが強いと、蚊に刺された部分を引っかく行為が見られるほか、皮膚がただれるほど毛づくろいをすることがあるので注意が必要です。







蚊に刺されたことによる病気について

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蚊を介しておこる疾患の代表としては、「フィラリア症」(別名:犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)症)があります。

犬糸状虫症という名前ですが、猫もかかる場合もあります。


蚊がフィラリアに感染した犬の血液を吸血することで、蚊の体内にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が入ります。

その蚊が猫を吸血すると、猫の体内にミクロフィラリアが入ります。

幼虫は皮膚から血管に入り込んで数カ月かけて育ち、最終的に心臓や肺動脈に成虫が寄生してフィラリアに感染します。


猫のフィラリア症は、せきやぜんそくに似た症状がみられますが、犬よりも診断が難しく、呼吸器系の他の病気との判別も困難になります。


フィラリア症は、犬に対する病気としてはよく認知されているため、予防率も高いのですが、猫のフィラリア症はまだ十分に知られておらず、予防をしている飼い主さんは少ないようです。


フィラリア症は、基本的に予防が最も重要になるので、猫独特の問題として知っておくことが大切です。


猫用のノミ駆除剤の一部にフィラリアを予防できるものがあるので、それらを活用するとよいでしょう。


猫の品種や性別、生活環境によって蚊に刺されやすい、刺されにくいという明確な差はありません。

また、長毛種と短毛種といった被毛の長さが蚊に刺されやすくなる要因になることもないと考えられています。

生活環境で言えば、頻繁に屋外に出る猫は、完全室内飼育と比べて蚊に刺されることが多いことは考えられます。






蚊に刺されない対策は?

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人間は昔から蚊よけとして、蚊取り線香を使ってきました。

蚊取り線香の中には、ピレスロイドといわれる殺虫成分が含まれています。

ピレスロイドとは、天然の除虫菊乾花から抽出された殺虫成分「ピレトリン」と、よく似た化学構造をもつ合成化合物を総称した言葉です。

特長としては、温血動物に対する毒性が低く、生体内での分解、排泄が極めて速いので慢性毒性などの心配が少ないことです。


猫にとってもピレスロイドは強い有毒成分ではありませんが、ごくまれに蚊取り線香にアレルギー反応を生じるケースがあります。

その場合は使用を控える必要があります。


体調に問題がない場合でも、猫が頻繁に行き来する場に蚊取り線香を置くことは、やけどや火のトラブルに発展する可能性がありますので、管理には十分注意が必要です。


一般の虫よけスプレーは人間に使用することを目的としており、猫に直接スプレーすることを想定していません。


近年は動物用の虫よけスプレーが販売されており、自然由来のハーブを主体とした成分で安心して使えるよう考慮されています。

使うのであれば、ペット用の虫よけスプレーを使用しましょう。



まとめ

長い間フィラリア症は犬の病気で猫は関係ないと思い込んでいたので、猫もかかることがあるのを知り驚きました。
近年はスプレーで蚊の侵入を防いだり、火を使わない蚊取り用品が出ているので、屋内で蚊取り線香を焚くおうちは減っているかもしれません。
猫にも蚊は刺すのだということが分かったので、ペット用の虫よけスプレーを購入しようと思います。

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筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

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info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。
デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。