「天才を育てるなら3歳までに習い事を始めよう」という話を聞かれたことがある方もおられるのではないでしょうか。
これは脳の80%が3歳までにできあがると考えられていたため、その前から教育をした方が良いという理由で生まれたものです。
今でも時々子どもが習い事をするなら早いうちに始めた方がよいとされる「早期教育の必要」が、マスコミで取り上げられることがあります。
しかし、本当に早期教育は必要なのでしょうか?
早期教育の効果は、実際には身近にいる「習い事をしていた人」と「習い事していなかった人」を比べるくらいしかできません。
今回は、子どもにとって早期の習い事とは?を取り上げたいと思います。



早期教育とは何か?

「早期教育」とは、子どもがまだ小さなうちから教育を施すことですが、子ども自身の意志で決定するものではなく、あくまで親など周囲の大人の方針で、早い時期に子どもに習い事をさせることです。

幼い頃は好奇心が旺盛であり、思考がまだかたまっていない時期に教育することによって、たくさんのことを吸収しやすいと言われています。
そして、これらの習い事を通して思考力や学習能力を高め、将来への可能性を広げることを期待して行われるのです。

早期教育は大きく分けると、赤ちゃんがまだお腹の中にいる胎児期〜0歳・1歳などの乳幼児期に行われるものと、2歳から小学校入学前までの子どもに行われるものがあります。


乳幼児期に行われるもの

プレ幼稚園に行ける年齢を考えてもわかると思いますが、先生の言うことを聞いてなんとか実行できる年齢です。
なので、乳幼児期の習い事は、基本的には幼児教室での右脳やIQを伸ばすとうたっているものがメインです。

「3歳までに耳に慣れさせよう!」なんて英語を始める人も多いです。
そのほか、ベビースイミングやリトミックなども。
しかし先にも書いた通り、この時期は子どもに意志や決定権はないので、こういう場はママたちのコミュニケーションの場と割りきっているほうがが良いようです。 隣の子がやっているからと焦ったり、子どもに「成果」を求めることはやめましょう。 子ども自身はまだまだママやパパと一緒にいたい時期です。

習い事というよりも、親子で遊べる場所に出向いて行って、同じ歳の子どもたちと交流する場所くらいの気持ちで始めましょう。


2歳から小学校入学前まで

この時期になると、「子どもが将来その道を極めるためには、今から始めないと遅い!」という意識が出始め、スポーツだったら将来プロやオリンピックにつながるものをやらせてみたり、バレエやピアノなど芸術系で才能を見出そうという人が多くみられます。

ここまでくると「成果」を期待してしまうのが親なのですが、この時期の子どもが「あれをやりたい」と言ったとしても、過度の期待は持たないようにしましょう。 よく聞いてみると、なにを見せても楽しそうで「なんでもやりたい」と言うのがこの時期だからです。
好奇心のかたまりのような子どもは、すべてが楽しく見えて何でもやりたくなるのです。

親や周囲の大人の考え方によって、どの教育を早めに与えるかは違って来ますが、一般的には英語やピアノ、水泳などが人気のようです。





幼児期に習い事をするメリットとデメリット

早期教育のメリットはまず、子どもの得意分野や能力を早期から発見して伸ばせることです。

幼少時には右脳がよく働いていると言われており、習い事をすることで得意分野を強化するための下地作りができやすいと考えられています。

「体操や水泳をして身体能力を高める」、「ピアノを習って音感をよくする」、「英語で日本人には難しいRとLの発音の使い分けができる」などその後の人生に大きくかかわる基礎能力を高めることができます。
他にも、幼少時からサッカーを始めて、基礎をしっかりとマスターすることで、小学校〜中学校の時には、他の子よりサッカーの技術を高めることができます。

色々と取り組ませたことで、早い内に子どもが「得意なこと」や「興味を持つこと」、「好きなこと」を見つけることに役立ちます。
子どもが「興味を持つこと」や「好きなこと」は何か、親子で一緒に考える機会になるのが早期教育のメリットです。


反対に、早期教育のデメリットは何があるでしょうか。
幼少期から始めたものの成長してみれば、結果的に習い事によっては差がなくなる場合もありえます。

例えば3歳で英語教室に習い始めたとしても、「途中で英語教室を辞めた場合」や継続的に英語に取り組んでいなくて、子どもが中学生になった場合には、周囲の子たちとあまり差異がないことも考えられます。

子どもが嫌がる習い事を親が強要させてばかりだと子どもが嫌になり、興味を持つ力やヤル気を失う場合があります。
こういう習い事は、身にならないばかりか親から強要されすぎたことより、他の様々なことに興味やヤル気を持てなくなるケースもあります。

子ども自身が「おもしろい」、「楽しい」と感じたことは好きで夢中に取り組みますが、自分が苦手、嫌いだと感じたものを強要されると余計に嫌いになったり、やりたくなくなるものです。





習い事をする上での注意点

就学前のお子さんが習い事をやりたがった時に、何を選ぶのがよいのでしょう。

コツをひとつあげるとすれば、「習い事を始めるまで3か月待って」もらいましょう。

実は、子どもがやりたいといったものをすべてやらせる必要はないのです。
習い事の本質は、本人が興味をもったことでないと伸びないし続きません。

だからこそ3か月待たせて、そのほかのいろいろなものに目をふれさせ、ときには体験教室などに参加して、本人の反応を見てみることが大切です。

3か月たってもやりたい気持ちが変わらなければ、待たせたことで子どもはよりモチベーションが高まっています。
その高いモチベーションから始めると長続きしますし、どんどんうまくなる可能性があります。

子どもに成長してほしいからと、親が子どもに過度の期待をしてすぐに結果や見返りを求めると、子どものプレッシャーが大きくなりすぎます。
子どもの気持ちを無視して、親が子どもになってほしい姿ばかりを強要をしつづけると、逆に子供はその習い事が嫌いになることも考えられます。

早期教育を受けたからといって、必ずしも才能が発揮されたり、突出した活躍をしたり、能力が目立って高まるわけではないのです。
子ども自身にどんな好みがあり、どんな才能があるかはわかりません。

しかし、ピアノを習っていたので音感が良いことやそろばんを習っていたので暗算が得意などということはよく耳にします。
突出した活躍をしなくても、早期教育が活かされている場合も多く見受けられるので、一概に無駄になるわけではありません。

なによりも大切なのは、人と比べないこと。
わかっていてもなかなかできないことなのですが、これから子育てに一生つきまとってくるのが、他の子どもと比べてしまうことです。
これは子育ての永遠のテーマであり課題かもしれません。


人の能力の基礎となるのは、思考力、言語能力、運動能力、音感、色彩感覚などです。
これは特別な英才教育をしなくても、音感であればいろんな楽器の音を聞いたり、色彩感覚であれば様々な絵本や図鑑を見たり、運動能力であれば公園で遊ばせたり、思考力や言語能力は子どもに話して考えさせたりすることで、普段の生活を通してできることばかりです。

また幼少期に、テレビやyoutubeなどの映像だけを見ているのでは、視覚と聴覚だけでしか感じることができず五感で得たリアルな知識にはなりません。

実際にキャンプファイヤーをして火の熱さを感じる、砂遊びをして土の匂いをかぐ、川の水に触れて冷たさを感じる、家で植物を育てるなど、「触覚」「味覚」「嗅覚」をプラスして、様々な経験・知識の基礎となる自然を体ごと感じる原体験が大切と言われています。
そういった生活や遊びを通して、子どもたちは想像力・感情表現が豊かに育ちます。

子どもにはそれぞれ得意なことや興味があることが必ずあります。
子ども自身がやりたいと思えるものを見つけるために、習い事も含めて様々なことを体験させることがよいのではないでしょうか。




まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。

親ならば子どもに少しでも良い方向に育ってほしいと願い、早めに色々な習い事に通わせたくなるものです。
しかしあくまで習うのは子どもです。
子どもは好奇心が旺盛ですから、何にでも興味を持って「とりあえずやりたい!」と言い出すことも多いです。
いろいろなものに目をふれさせ、ときには体験させて、本当にやりたい気持ちが続いている習い事を選のがポイントのようです。

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筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。