エビが大好きな私がとても昔にテレビで見た話題で忘れられないのが、東大生はあまりエビを食べないらしいということ。
なぜエビを食べないか、その理由としてエビを食べると一時的に頭が冴える(頭がよくなる)との解説が。
ん?元々かしこい東大生には頭がよくなる成分は必要ないから食べなくてもいいってことなのかしらん…?と、ずっと頭の片隅に残っています。
それが真実かどうかはさておき、エビに含まれる赤色の天然色素アスタキサンチンは強力な抗酸化力を持っているのだそう。
眼精疲労の改善、動脈硬化の予防、筋肉疲労を軽減、美白・美肌効果と様々な効用があり、アンチエイジング化粧品にも使われていますが、今回はその探求ではなく、シンプルに市販のエビをさらに美味しく食べましょう、というお話です。



美味しく食べるための下準備

プリッとした食感がくせになるエビ。
和洋中どんな料理にもフル活用できる食材です。
市販の冷凍エビをグレードアップさせるちょっとした下準備のコツを覚えれば、様々なメニューが今まで以上の味わいになること間違いなしです!


下準備1.冷凍エビの解凍


エビを密封袋に入れて、流水解凍します。
水が入らないようにエビを密封袋に入れ、袋の口をしっかり閉めてボールに立てかけ、水道の水をかけ流し、ため水につけながら解凍します。
かけ水の量はチョロチョロ程度でOKです。

全体に覆われている氷が解けて殻がむけやすくなり、エビの身が柔らかくなったらOKです。


下準備2.背わたをとる

尾を残し、殻をむきます。
※料理で尾がいらない場合は、すべて殻を取り除いてください。


背ワタとはエビの背中の中央に通っている腸のことで、取り除き損ねると砂吐きに失敗したアサリを食べたようなジャリッとした食感が残ったり、苦味や生臭さの原因になります。

背ワタのとり方には大きく2つ、竹串でとる方法と包丁でえびの背に切れ目を入れる方法がありますが、私は大ぶりのエビの場合は竹串だと途中で背ワタが切れてしまい全部きれいに取れたかわからないので、ずっと包丁で切れ目を入れる派です。
エビの背中に切れ目が入るので調味料がからみやすく、火の通りも早くなります。


下準備3.さらに美味しくなる下準備


卵白(1個分)を軽くほぐして、水(大さじ1)、酒(大さじ1)、片栗粉(小さじ1)を加えて菜箸でよく混ぜます。
エビ(300g)を入れて満遍なく付けるようにしながら混ぜ合わせます。
水が濁ってきたら水洗いし、ペーパータオルなどで表面の水気を拭き取ります。
※冷凍品の場合はエビに冷凍臭さが残るので、必ずこの作業を行いましょう

尾がついている場合、水分が残っていると油はねの原因になるので、尾の先端を切り落とし水をしごき出します。

以上で、エビを美味しく食べる下準備は完了です。

下準備に時間がかかると手から体温が魚介に伝わり、どんどん鮮度が落ちていくのでできるだけ早く処理するのがコツ。
回数を重ねて慣れるるためにエビ料理をご家庭でたくさん作ってみてくださいね。







フライパン1つで簡単「エビチリ」


プリプリのえびに、ピリッと辛いチリソースをからめた、中国料理の定番「エビチリ」をフライパン1つでパパッと作ります。
ショウガを効かせ、ちょっぴり大人味にしたレシピです。
子ども向けには、豆板醤とショウガを控えれば大丈夫です。


所要時間:約10分


<材料>(3〜4人分)
下準備済みのエビ300g 

-エビの下味調味料-
塩 1つまみ
こしょう 少々
酒 小さじ1
卵白 1/2個
片栗粉 大さじ1
サラダ油 大さじ1

チリソース(★を合わせておく)
ニンニク みじん切り大さじ1
生姜 みじん切り大さじ1
ねぎ みじん切り1/2カップ

★トマトケチャップ 大さじ3
★水 1/2カップ
★中華スープの素(顆粒) 少々
★塩 小さじ1/3弱
★砂糖 大さじ1
★酒 大さじ1
★醤油 小さじ1弱

豆板醤 小さじ2
ごま油 小さじ1
酢 小さじ1/2


その他
サラダ油 大さじ2〜3
片栗粉 小さじ1と1/2(倍の水で溶く)

揚げ春雨(つけあわせ用)
※10本くらいを3cmに切って、少しずつ上げていく(一度に入れると揚げムラができるので注意)


<作り方>
1.エビに下味をつける
エビに酒、塩、コショウをもみ込み、卵白を加えてもみ、片栗粉を混ぜ、サラダ油を加えてサッと混ぜる。

2.フライパンにサラダ油大さじ1強熱し、エビを入れて両面を焼き別皿に取り出す。

3.同じフライパンにサラダ油大さじ1強足し、みじん切りにした香味野菜(ニンニク、ショウガ、ネギ)を炒める。
香味野菜が香ってきたら豆板醤を入れ、炒め合わせる。

4.合わせておいたチリソース★調味液を加える。

5.調味液が煮立ったらエビを入れてサッと煮る。

6.水溶き片栗粉でとろみを調整し、ごま油、酢を加えてざっくりと混ぜて皿に盛る。







フライパン1つで簡単「エビマヨ」

もうひとつのエビ料理の定番「エビマヨ」もフライパン1つで作ってしまいましょう。
下準備済みのエビに下味をつけてフライパンで焼き、合わせソースで和えるだけなので、本当にパパッと作れますよ。


所要時間:約5分


<材料>(2人分)
下準備済みのエビ 8尾
塩 少々
片栗粉 少々
酒 少々
こしょう 少々
ごま油 少々
卵白 少々

マヨネーズソース
マヨネーズ 45g
練乳 小さじ1
トマトケチャップ 小さじ1
レモン汁 小さじ1/2
塩 ほんの少々


<作り方>
1.片栗粉をまぶして、フライパンにサラダ油を敷いて焼く。
※オーブントースターで焼いてもOK。

2.耐熱容器にマヨネーズソースの材料を混ぜ合わせ、電子レンジ(600W)に10秒かけ、取り出して混ぜ、更に10秒ほどかけて混ぜてツヤをだし、エビを和えて完成。







まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。

ご紹介したレシピはフライパンひとつでとても簡単に作ることができます。
我が家ではご紹介したエビマヨのソースをシュリンプカクテルのソースとして別添していただくこともあります。
調理よりもエビの下準備に時間がかかりますが、この下準備をすることでシンプルなシュリンプカクテルが味わいも食感も数段グレードアップします。
プリっぷりのエビ食感を味わうために、しっかり下準備をして美味しくエビをご賞味くださいね。

ハツ江おばあちゃんのフライパン1つで100レシピ

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。