介護の悩みは、デリケートな問題もたくさん含まれているため、自分の中だけで抱えこんでてしまいがちになります。
あなたが介護に直面したときどう受け止めるか、誰かに話を聞いてもらいたいとき、相談相手として適任なのは?あなたにとって要注意人物になりそうなのはどんな人?
心理テストであなたのタイプを導きだして、性格に合わせて相性のいい関係性の相手を診断してみましょう。
あわせて、アドバイスもチェックしてみてくださいね。





心理テスト1「介護に直面したときのショック度診断」


今はまだ現実味がないという人も、そろそろそのときがくるかも覚悟をしている人も、介護が始まるシチュエーションは人それぞれです。
そして、介護に直面したときの受け止め方も、もともとの性格と事前の心構えによって変わってくるものです。
そこで、心理テストで自分のタイプを診断してみて自身の傾向を知ったうえで、それを踏まえた対策をとることが、いざというときに役立つかもしれません。


Q1 新しいことに挑戦するときのあなたは?

a ポジティブな結果をイメージして進める →2へ
b 最悪のことも想定しつつベストを尽くす →3へ

Q2 あなたをスマホにたとえると、現在のバッテリー残量は感覚的にどっち?

a 70%以上 →5へ
b 40%以下 →4へ

Q3 仕事のやり方、あなたのスタイルは?

a 目の前のタスクを1つずつ片付けていく →5へ
b 2つ以上のことを同時に進める →6へ

Q4 通販で買った組立家具が予想外に複雑。そんなときどうする?

a 誰かに頼んで組み立ててもらう →診断A
b 自分でなんとか頑張ってみる →診断B

Q5 今から楽器を習うなら、どちらがいい?

a 本格的にバイオリン →診断B
b 小気味がいい和太鼓 →診断C

Q6 パソコンや通信機器のセキュリティについての意識は?

a 神経質なぐらい気をつけている →診断D
b 人並み程度 →診断C

診断A ショック度80%:無防備な衝撃「お子さまタイプ」
物事の明るい側面ばかり見ようとするあなたは、ポジティブシンキングを実践している人。
「現実になると怖いから」と、都合の悪いことは考えないようにしていませんか?
そんなあなたは、子どものように無防備な面があります。
介護についても、まだまだ先の話、と楽観視する傾向にあるので、実際にそのときがくると大きな衝撃を受けそうです。
パニックを起こさないためにも、今から介護について具体的に考えておくのがよいでしょう。

診断B ショック度60%:衝撃が長引く!?「繊細な学級委員タイプ」
心配性で、責任感が強いあなたは、疲れていても、コトが起きるととりあえず自力で対処する傾向があります。
それはまるで、繊細な学級委員のよう。
そんなあなたの介護ショック度は、やや高め。
冷静に事実を受け入れようとするけれど、時間が経つにつれて不安感が増していきます。
ひとりで抱え込まずに、早めに誰かに相談してショックを和らげてくださいね。

診断C ショック度40%:意外と立ち直りが早い「江戸っ子タイプ」
あなたは、天性の明るさと諦めのよさが共存しているタイプです。
たとえば自然災害に遭ったときにも、「ツイてないなあ」と落ち込みながらも「なんとかなるさ」と前向きに受け止めることができます。
介護に対しても同じで、衝撃は受けるものの、事実を受け入れる早さは人並み以上だと思われます。
物事に執着しない江戸っ子のように、ショックから立ち直ることができるでしょう。

診断D ショック度20%:あっさり現実を受け入れる「リスクコンサルタイプ」
慎重で負けず嫌いのあなたは、うろたえたりパニックに陥る自分は想像できないはず。
「想定外」をなくすために、いつも最悪のことを考えて危機管理をしているのではないでしょうか?
あなたにとっては介護も例外ではなく、リスクコンサルタントのように親が元気なうちからさまざまな準備をしていそうです。
いざ介護!となったときも準備万端なのでショック度は低め。
「とうとうきたか」と、現実をすぐに受容できるのではないでしょうか。






心理テスト2「介護の悩み、相談するのは誰がいい?」

悩みの中でも、介護の悩みは簡単に誰にでも相談できるものではありません。
あなたの性格から、どんな人物が相談相手として合っているのかを診断します。
自分の中で解決しようとせずに、聞いてもらえる人と悩みを分かち合って、心理的負担を軽くできるようにしていきましょう。


Q1 家に帰りたくないとき、外で時間をつぶすことがある?

a ほとんどない →2へ
b よくある →3へ

Q2 明日やればいいことなら、今日はやらないと思う。

yes →4へ
no →5へ

Q3 リーダーと一匹狼。どちらも孤独だけど、選ぶとしたら?

a リーダー →5へ
b 一匹狼 →6へ

Q4 映画やドラマを観ているときのあなたは?

a どっぷり感情移入することが多い →診断A
b ツッコミを入れたり冷静 →診断B

Q5 親しい人の言い間違えや記憶違いに対して、あなたはどっちのスタンス?

a 気になるのでできるかぎり訂正する →診断C
b 訂正したりしなかったり →診断B

Q6 あなたに関する、根も葉もない噂がたったらどうする?

a 誤解をとくためにできるだけのことをする →診断C
b ほとぼりが冷めるまで放っておく →診断D


診断A 「事情を知っている身内に相談を!」
しっかりしているように見えるあなたですが、親のこととなると弱気になるところもあるのでは。
このタイプの人は、介護されている人のことや家の事情をよく知っている身内に相談するのがよいでしょう。
他人と違って、家族の歴史やあなたと親の関係性や性格も把握しているので、本音を明かすことができそうです。
場合によってはヘルプを頼めるかもしれませんし、もしも兄弟姉妹だと差し支えがあるという人は、介護経験のある従兄弟や遠縁に連絡してみてもいいかも。

診断B 「利害関係のない友人、知人が相談役にぴったり!」
オープンな面と慎重さが、バランスよく共存しているあなたは、介護の当事者に近い身内とは関係をこじらせたくないし、かといってまったくの他人には警戒心が働きがちです。
そんなあなたの相談役には、利害関係のない友人や知人がぴったり。
近すぎず遠すぎない対等な立場なので、ざっくばらんに悩みを話せそうです。
食事やお茶をごちそうしながら、不安や愚痴を打ち明けてみてはいかがでしょうか?

診断C 「相談役にはケアマネなど介護のプロが最適!」
知的なあなたは、正しい情報を求めるタイプです。
やさしい共感や励ましよりも具体的で専門的なアドバイスがほしいと思っているのではありませんか?
相談を持ちかけるなら、ケアマネージャーや社会福祉士など介護のプロなど、あなたが欲しい情報を適切に与えてくれる人材がおすすめです。
心当たりがないなら、まず近くの地域包括支援センターに問い合わせてれみれば、必要に応じて、さまざまな介護の専門家にとり継いでもらえます。

診断D 「介護者の会なら本音で相談できそう!」
あなたは冷静で自分を抑えがちですが、ときに感情のコントロールができなくなることもあるのでは。
身内や顔見知りの前だとついかっこつけて本音を隠してしまったり、逆に熱くなってしまったり。 介護の相談をするならしがらみのない赤の他人が一番です。
プライベートを伏せながら、共感を持って話を聞いてもらえる介護者の会などで相談してみるのはいかがでしょうか。
ネット上で自分に合いそうなグループをリサーチすることから始めてみてください。






心理テスト3「あなたを振り回す要注意人物は誰?」

悩んだり迷ったりすることも多く、正解がないのが介護です。
そんなとき、あなたへ参考になるアドバイスをしてくれる人もいれば、その発言にあなたが振り回されてしまう相手もいるでしょう。
どんな人があなたにとっての要注意人物になりそうかを、深層心理から導き出してみてください。


Q1 立入禁止のロープの向こうにきれいなお花畑が! あなたは?

a 入らない →2へ
b 人目がなければロープの内側に入る →3へ

Q2 あなたの自己評価はどちらかというと?

a 高い →5へ
b 低い →4へ

Q3 定年後に欲しいセカンドハウスは?

a 自給自足できる一軒家 →5へ
b リゾートマンション →6へ

Q4 「〇〇のためなら、体力的にキツいスケジュールを組んでも平気」。〇〇に当てはまるのは?

a 「やりたい仕事」 →診断A
b 「大切な人」 →診断B

Q5 失恋して夜中に泣きながら電話してきた友達に、あなたならなんと言う?

a 「つらいね」と、辛抱強くグチを聞く →診断B
b 「こんどじっくり聞くから」と、早々に電話を切る →診断C

Q6 自分はリモートワークのほうが向いていると思う。

yes →診断D
no →診断C


診断A 自分に厳しいあなた自身が要注意人物!
生真面目で細かいところによく気がつく、自らに厳しいタイプのあなたにとっての要注意人物は、実は自分自身です。
「もっと手際よくできるはず」「あのとき、こうすればよかったのに」など、慣れない介護に奮闘する自分を追い詰めていきがちになります。
他の人にやさしくするように、頑張っている自分を認めて労わってあげましょう。
根を詰め過ぎないように、スケジュール調整をして休む時間を作ることが大切です。

診断B 注意すべき人物は要介護者本人!
情に厚くて共感能力の高いあなたは、人の苦しみや不安を自分のことのように感じる鋭い感受性を持っているといえます。
ずばりあなたにとっての要注意人物はあなたが介護している、その人です。
相手の不安や痛みを真っ正面から受けとめて、かなりしんどい思いをしているのではないでしょうか。
さらに相手が支配的な性格の場合は、メンタル的に打撃を受けることも大いにあり得ます。
人は人、あなたはあなたと割り切って心の距離を取ることが必要です。
プロの介護者の応援をうまく借りるのもお勧めです。

診断C 口だけ出す身内があなたの敵!?
アクティブに何でも人並み以上にこなせるあなたは、自分を正当に評価できるタイプです。
限られた条件の中で、しっかり親の介護をやっていると自負しているあなたのことを身内の中には認めたくない人もいそうです。 きちんと介護している自分はえらいと思っていることが、言葉や態度に出ているのかもしれません。
実際によく頑張っているのだけど、それが鼻につく…、そう、あなたにとっての要注意人物は、何もしないけれど口だけ出してくる家族や親戚です。
的はずれなことを言われたら、黙って聞き流さずに「では手伝ってもらえませんか?」と切り出してみてください。

診断D 介護経験者の友人や知人に要注意!
細かいことは気にせず、自分のペースでやりたいあなたは、介護方法も従来のやり方にとらわれず、いろいろと試したいタイプといえそうです。
そんな自由なあなたにとっての要注意人物は、ずばり介護経験者の友達や知り合いです。
気をつかってくれるのはうれしいけれど、いらない情報を持ってきたりダメ出ししてきたりして、正直うっとうしく感じることがあるかもしれません。
介護の相談をするときは、相手の性格を把握してからにしましょう。






まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。

介護に直面したときの受け止め方や悩みを誰に聞いてもらうのか、周囲とどうかかわっていけばよいのかなど、介護そのものではないさまざまな心理的な要素が介護者には起きてきます。
この心理テストが、自分のタイプを把握して、ひとりで追い込まずに周囲とうまく関わり合いながら介護生活を乗り越えていくにはどうすればよいのかのヒントになれば幸いです。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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