様々な情報が溢れすぎるほどあふれている現在、様々な選択肢の前で自分がどうしたいのかがわからなくなることもあるのではないでしょうか。
そこで選んだ判断は、そのまま、自分の価値観や生き方につながります。
「自分軸」とは、素直に自分がどうしたいか、という判断基準になる軸ですが、自分と他者との違いに気づき相手のことを尊重する基準にもなる軸なのです。
今こそ、自分の考え方や目標を見直して、自分軸を見つけてみましょう。




「自分軸」と「他人軸」


「自分軸」とは、自分自身で判断や選択をし、決断し行動するときの基準となる価値観や生き方であって、自分のうちから出てくる素直な感情がベースになった、自分がどうしたいかの軸です。
「他人軸」とは、自分の本心に蓋をすることで、他者の意見や評価に振り回され、他者の価値観に合わせてしまう生き方であって、損得勘定がベースになった、自分が他者にどう思われたいかの軸です。

もちろん、「自分軸」「他人軸」のどちらかに100%偏って生きることは不可能ですが、判断の基準は「自分軸」であることが大切です。

判断の基準を「他人軸」に置き、「自分軸」が欠けていると、素直な自分の感情に蓋をして本当の自分ではない仮面を被った自分を表現することになり生きづらくなるでしょう。

自分の意見や考えを言うことができず、周囲の目を気にしながら流れに合わせる方を選んでしまいます。
自分自身に選択が求められると、自分がどうしたいという感情は置いておき、周囲の意見や世間体といった他者の判断や評価に答えを求めてしまいます。
そこには自己防衛の一面として、他者の顔色を伺いながら、嫌われたくない、恥を掻きたくないと考え、自分が責任を取ることに怯える思いがあるのです。

常に他者の考えた軸が基準となり相手に合わせてしまうので、判断や選択に一貫性がなく、信頼されなかったり都合よく利用されることもあります。

「自分軸」を基準にすると、時には傷ついたり大きな責任が伴うこともあります。
しかし、それを避けるために「他人軸」に比重を置いて生きるということは、他者の価値観に合わせた言動をとり続けることになり我慢と自己犠牲から、もっと生きづらくなるのです。

「自分軸」で生きるときは、我慢せずに自分自身の感じている感情を大切に扱います。
自分の素直な「こうしたい」という感情で決定するからです。
さらにここで考えてほしいことは、「自分軸」の決定が相手を想う気持ちでなされることです。
この決定は誰かのためになることなのか、自分だけの利益なのか。
1ミリでも多く他者のためになるようにと考えることで、その決定が他者貢献につながっていくのです。





しなやかなに生きるための「自分軸」の持ち方


私たちは生きていくなかで、朝食に何を食べるのか、どの服を着るのかという日常的な小さな選択から就職や結婚など人生の方向性を左右する大きな選択まで、たくさんの選択をしなければなりません。
そのたくさんある選択肢からひとつを選ぶときの指標となるのが「自分軸」なのです。

では、「自分軸」をどのように見つければいいのでしょう。
他者と話をする中やふとしたことで見つかることもありますが、日々の暮らしの中で「自分軸」を見つけるポイントをご紹介します。


1.自分がどうしたいか、を明確にする

自分の社会的な立場や肩書き、役割など、他者から見た自分という視点にとらわれないように意識すること。


2.好きと嫌い、を明確にする

自分の好きなこと、嫌いなことを知ることも大切です。
好き嫌いをはっきりさせるのが苦手という方もいるかもしれませんが自分軸を持つポイントになります。


3.価値観の優先順位、を明確にする

自分にとって大切に感じる、時間や労力を費やす価値のあるものは何か。
どちらの優先順位が高いのかをはっきりと感じることができれば、自分軸がブレることはありません。


4.自分軸の変化も受け入れる

社会の状況や環境の変化によって、少しずつ自分が変化し、価値観や考え方が変わることは自然なことです。
その時は、今の自分を大切にして自分軸を変化させ、自分自身の成長によって新しいステージに上がっていけばよいのです。


5.なりたい自分を見つける


身近に尊敬する人がいれば、直接話を聞いたり、普段の態度や行動を観察してみましょう。 著名人や歴史上の偉人であれば、その人が書いた本や歴史本を読むことで、自分の理想がはっきりして目標が明確になることがあります。






自分軸を持つメリット


では、自分軸を持つことでもたらされるメリットをご紹介します。


1.後悔しなくなる

自分軸に沿って決断すれば、結果がどうであっても、経験から気づきを得ることができ、次の道へ進む財産になります。
失敗しても、その失敗が最善の選択だったのであれば、その時の自分を認めることができ、成功へ向かう力が沸いてくるはずです。


2.必要な知識や経験がわかる

自分軸がはっきりとして目標が決まると、今の自分に必要なものが見えてきます。
自分に必要な知識やこれから自分が積むべき経験が見えれば、毎日の生活が充実するでしょう。
さらにその生活を積み重ねることで、自分軸がブレなくなり、自信を持つことにも繋がります。


3.他人の評価を気にしなくなる

自分が決めたこと、と自信を持つことができれば、他者の意見や評価も気にならなくなります。
そのため、自由な行動範囲と可能性が広がっていき、他者からのアドバイスも自分がより向上するためのものだと素直に受け入れることができるでしょう。


4.ストレス解消が上手になる

自分軸に沿って生きていても、何かしらのストレスはたまります。
しかし自分の好きなことが明確なのであれば、ストレスが晴れるためにはどうすればよいか、というリフレッシュ方法を心得ているものです。
そのためストレスを溜め込むことなく上手に発散でき、新しい一日を迎えることができます。


5.自分勝手ではない

自分軸は「自分さえよければ」という自分勝手な自己中と誤解されがちですが、自分軸は自分の目的だけを叶えるためのものではありません。
自分軸をしっかりと持つことによって、他者の思いや考えを大切にしながら話し合うことができます。
そこから自然と周囲とのつながりが深まり、よりウィンウィンな関係になっていくのです。





まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。

「自分軸」は自分と他者との違いに気づき、相手のことを尊重することもできるようになります。
たくさんの情報が氾濫する中で、時代に流されずブレない自分という軸をしっかりと持って、柔軟性に富む女性を目指したいですね。

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筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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