引っ込み思案でネガティブ思考だった私は、小さいころ自分がどうしてこんなにダメなのだろう…と悩むことが多かったです。
子どものころから読書が好きで、本を通していろいろな人の生きざまや成功体験を知る中で、今の自分にはない考え方に沢山出会い、その度に自分も変われそうだとワクワクしました。
今回は私のベースになっている格言を中心に、うまくいかないときの対処法をご紹介します。




クロノスタシスの現象

クロノスタシス(英:Chronostasis)とは、サッカード(英語版)と呼ばれる速い眼球運動の直後に目にした最初の映像が、長く続いて見えるという錯覚です。
名前はギリシア語の「クロノス」(時間、χρνο)と「スタシス」(持続、στσι)に由来する。よく知られる例として「時計の針が止まって見える現象」がある。アナログ時計に目を向けると、秒針の動きが示す最初の1秒間がその次の1秒間より長く見えるというものである。Wikipediaより

私たちが生活している間、視線は絶え間なく動いています。
例えば、ご飯を食べながらテレビを見ているとしましょう。
視線はご飯にいったり、テレビにいったりします。
ある一点を見つめているような時でも私たちの眼球は細かく、高速に動いています。
これらの眼球運動がサッカードと呼ばれるものです。

では、想像してみて下さい。

サッカードと同じ動きでスマホのビデオカメラでなにかを撮るとどうなるでしょうか?
そう、おそらくブレブレの映像が撮れるはずです。
目もカメラも構造は同じですから、私たちの網膜にはブレブレの映像が映っているはずなのに、実際に私たちが普段生活しているときには視界がブレブレにはなりません。

私たちの脳の機能がそれだけ凄いということです。

脳はサッカード中にわざと網膜に映るブレブレの映像の、ブレた部分だけをカットします。
しかしブレた部分をカットだけした映像だと途切れ途切れになってしまうはずなのに、私たちは連続的に物事を見ることができます。
それは、ブレブレなのでカットされた映像部分をサッカード直後のブレが収まった映像で埋め合わされているためです。
そのためなめらかな映像に切り替わるので、私たちの視界はブレブレの感覚にはにならないのです。
これがクロノスタシスが起きる理由なんです。

具体的な例を挙げてみます。

今、あなたはテレビを見ていると想像してみて下さい。
ふと、今何時なんだろうなと思って時計をパッと見ます。
この時計の秒針は20秒を指しています。

さっきまでの話から考えると、テレビから時計へと視線が変わったのでサッカードが起こったと考えられます。
なので、視線が変わるまでにブレた映像が生じたはずです。
しかし、そのブレた映像は脳の働きでカットされて、時計へと視線が完全に移った後の映像=サッカード直後の映像=20秒を指した秒針が止まっている映像によって埋め合わされます。

埋め合わされた映像のせいで、秒針がより長く止まって見えるのです。

私はこの「クロノスタシス」と呼ばれる現象を広げて、自分よりも先を進んだ人達の考え方に触れて、自分自身も先を進んだような気持ちになる錯覚が生まれる現象ととらえることにしました。




考え方を変えるという発想

いろいろな人の生きざまや成功体験などの人生指南書である自己啓発本を読むヒトをバカにする傾向も多いことはわかっています。
しかし私は変なノウハウ本や中途半端な知識を入れるぐらいなら、人間の能力向上や成功のための手段を説く自己啓発本を読む方が有意義だと思っています。

考え方を変えるという発想自体はとても素晴らしい事だからです。
私が人生のベースとしている格言がいくつかありますが、そのひとつに、ヒンズー教の教えの言葉があります。


が変われば 態度 が変わる。

態度 が変われば 行動 が変わる。

行動 が変われば 習慣 が変わる。

習慣 が変われば 人格 が変わる。

人格 が変われば 運命 が変わる。

運命 が変われば 人生 が変わる。



マザーテレサが残した格言も生きる上での指針になっています。


思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。


物事の考え方を変えるという発想は、人生を大きく変えていくことに繋がると私は信じています。
だからこそ、考え方を変えられない自分が嫌になり苦しくなったとき、本に頼り、本を読んで満足してしまう、まさにクロノスタシスという立ち止まったままの人生と向き合わなければなりません。




クロノスタシスとの向き合い方

1.何事も楽しむこと
何かをするとき、それを楽しむことが大切です。
しかし物事には難易度があり、いきなり難易度が高い仕事から楽しんでみようなんて挑戦は上手くいきません。
自分なりのレベル1ぐらいからスタートすることが大切です。
寝起きをスッキリできるように楽しむ、歯磨きを楽しむなど、短い時間で毎日練習できるチャンスがあるものがよいでしょう。
それから徐々にレベルを上げていき、最終的に仕事を楽しめるまでになれば、人生そのものを楽しめるようになっています。

2.環境を変える
私はすぐに環境から影響を受けてしまいます。
だから人生を生きる指針として、ヒンズー教の教えの言葉のような心の中にぶれない格言を抱いています。

心 が変われば 態度が変わる。
態度 が変われば 行動 が変わる。
行動 が変われば 習慣 が変わる。
習慣 が変われば 人格 が変わる。
人格 が変われば 運命 が変わる。
運命 が変われば 人生 が変わる。

環境を変える事で「心や考え方」が変わるような経験になることもあると思います。
大切なのは新しい環境と古い環境とがかけ離れている事。
日本を飛び出しい海外へ行くのもよいアイデアだと思いますが、コロナ禍でなかなか実現しにくい今は、外国語を新たに学び始めたり、やったことのない趣味を始めることでも環境を変えることは可能だと思います。

3.付き合う人を変える
付き合う人を変える事は、人間の心にも大きな影響を与えます。
人間は無意識に自分の居心地の良い場所を探し、自分と同じ価値観を持つもの同士で集団をつくろうとします。
決してそれ自体が悪いというわけではありませんが、もしあなたが考え方を変えたくても変えられずに困っているのなら、居心地のいい領域から抜け出して、失敗を恐れずいつもと違う人と話したり時間を過ごすことがとても有意義に作用するかもしれません。





まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。

明日もきっといつもと変わらない自分のまま。
止まったままの自分を変えるための考え方を考える、というようなよくわからないブログになってしまいましたが、もしも今考え方を変えられなくて何とかしたい時は参考にしてみてください。
もっと別の方法があるのかもしれませんが、いずれにせよ自分から色々なアクションを起こさない限り、クロノスタシスという錯覚の現象から抜け出すことはできません。
失敗を前向きにとらえ、面白そうだとワクワクがよぎったらすぐに行動に移すフットワークの軽さが一番のポイントです。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。