いくら食べても太らない、そんなに食べないのに太っている、と体質からくる人、また体重の増える投薬の影響がある人などは別として、ほとんどはその生活習慣から体型や体重は作られています。
今回は、食生活、生活習慣全般、性格の自己分析などから、体型と生活習慣の関係を分析してみました。
※BMI…Body Mass Indexの略で体格を表す指標。(体重kg)÷(身長m×身長m)の数値。日本では22を標準とし、25以上が肥満とされている。
BMI25以上の肥満体型の人は、日本では約17%だといわれています。
BMIから肥満体型とそうでない人の性格や生活習慣を比較して、なぜ人が太るのかを探ってみました。
肥満体型の人とそうでない人をグループに分けアンケートを実施した結果、「怒りっぽい、イライラすることが多い」の質問に対して「とても当てはまる」「当てはまる」と答えた人は、肥満体型のグループで66.3%。肥満ではないグループの55.9%となり、肥満体型のグループが10.4ポイント上回りました。
一般に、太っている人はおおらかで気が長いというイメージがあるかもしれませんが、それは必ずしも当てはまらないことがわかりました。
他にも「自分はダメな人間だと思っている」との質問には、肥満体型のグループが答えた「とてもあ当てはまる」「少し当てはまる」は合計66.8%となりそうでないグループを8.5%上回り、太っている人は自己肯定感が低いという結果になりました。
また、「自分なりのストレス発散法がある」とのの質問では、肥満でないグループのほうが「とても当てはまる」「少し当てはまる」で、肥満のグループを上回りました。
結果を総合的に判断すると、肥満の人は自己肯定すること、ストレスを発散することがうまくできない傾向が見えてきます。
怒りやイライラの感情を抱きやすい一方で自分を追い詰める真面目な性格のためストレスを溜め込みやすいと性格の方が多いと推測できます。
人が太る直接の原因は、食べ過ぎや運動量の少ない生活習慣ですが、その習慣に走らせるのは、自分でもわからないところで発生する見えないストレスと大きな関わりがあるのかもしれません。
リバウンドを3回以上経験した人だけに絞ると、BMI値25以上の肥満体型の性格や生活習慣と多くの点で共通した傾向があり、他にもリバウンドを繰り返す人には、「やらなければいけないことを先延ばしする」「人より早食いだ」「あまり噛まずに食べる」などの傾向にあることがわかりました。
これらのことを踏まえて、ダイエットを成功させてそれを継続するには、まず、今現在のありのままの自分を好きになる自己肯定感を増幅させるために、「私は頑張ってるよ」「大丈夫だよ」「素敵な魅力がたくさんあるよ」と自分を褒めることから始めてみましょう。
そしてこれから目指す自分を決めたら、肥満体質の人とは真逆の生活習慣を定着させる生活を始めてみます。
それは、ネガティブになりそうになったら自分を褒める、ストレスが溜まったりイライラしたときに食べること以外の、できれば体を動かすことで発散方法を見つける、食事はよく噛んで時間をかけてゆっくりととる、などなど。
1.言い訳が多い
2.空腹でお腹が鳴った事が一度もない
3.ボトムスにトップスをインする着こなしがここ1年1度もない
4.家に全身が映る鏡がない
5.家に自分用のお菓子スイーツのストックコーナーがある
6.「別腹」が口ぐせだ
7.濃い味付けが好き
8.「面倒くさい」が口ぐせだ
9.珈琲ショップでクリームがのった飲み物を注文する事が多い
10.冷たいものを飲むときは、たいてい氷を入れる
11.子どもの残り物を食べるのは自分の役目
12.ブラキャミかハーフトップをつけている日が多い
13.夫や友達に堂々と見せられる下着を1組ももっていない
14.炭水化物をとらないと食事をした気がしない
15.惣菜や納豆などを買ってきたパックのまま出す
16.もらった食べ物は速攻で食べる
17.同窓会に行きたくない
18.最近、夫や子供が太りだしてきた
19.菓子パンが好き
20.太っていなかった頃の武勇伝をいまだに語ってしまう
まとめ
ダイエットは1日にしてならず。
小さな痩せる生活習慣を毎日繰り返すことで、それが痩せる生活習慣ではなくあなたの生活習慣になります。
痩せるために一時期必死になって体重を落としても、リバウンドしては努力の甲斐も水の泡。
体重だけに一喜一憂せずに、自分らしいプロポーションバランスを見つけに行きましょう。