子どもが小さいとき、ちょっとしたことで肝を冷やしたことが何回もありました。
よく言えば何事にも全力なのですが、大人と違って加減を知らないので、走るときも、こけるときも、遊ぶときも、夢中になりすぎて周りが見えていないんですよね。
リビングと廊下の間にあるドアを勢いよく開けたり閉めたり。
何度か指を挟んで泣き叫ばれたこともありましたが、幸いにして切断まではいきませんでした。
指を失うなんてことは事故とはいえどもあっていいものではありません。
防げるものなら何としても防ぎたいと、親ならば思うことでしょう。
20年前にこれがあったらどんなによかったか、絶対買っていたのに、というアイテムを見つけたのでご紹介したいと思います。




子どもの安全の脆弱性

子どもはじっとしていません。
親がいくら日ごろから注意を呼び掛けても、聞いているのかいないのか、本能の赴くままやんちゃしてくれます。
元気で活発なことはとても素晴らしいのですが、しかしその分事故にあうリスクも増えるということです。
外での交通事故や遊具からの転落事故などと比べて、家の中は安全だと思っているところに落とし穴があります。
「え?親の目が届く家の中に危険なんてないんじゃないの」そう思う方も多いかもしれません。

部屋と部屋を仕切るドア。

湿気の多い日本において昔は通気性の良い和室が多く、ふすまや障子など引き戸の住宅が大半でしたが、最近はマンションなどの集合住宅が増えたため主に開き戸になっています。
この開き戸のために自宅で事故に遭い、救急搬送される子供が少なくないのが現状なのです。
「うちはしっかり安全対策をしているから大丈夫!」と思っている方でも、実は、取り返しのつかない事故に遭う危険はすぐ身近に潜んでいることに気づいてください。




実際の数字から見る恐ろしさ

現実問題として平成23年から27年の5年間においてドアに指を挟まれて救急搬送された子どもは、東京都のデータだけでも5年間に932人います。
そのうちの45人はなんと「指の切断」を余儀なくされているのです。
東京都だけでこの数字になるということは、日本の人口比で考えると全国では年間約100人の子供が指を切断している計算になってしまうという実に恐ろしい数字なのです。
本当に残酷で残念な話ですが、これが事実だということを知ってください。
子供が事故に遭うなんて想像したくないのはどの親も同じですが、思うだけでなく具体的に対策ができているかどうかで気持ちの安心感は格段に変わります。

実際におうちの開き戸の蝶番(ちょうつがい)に鉛筆を挟んでみてください。
扉を勢いよくしめると挟んでいた鉛筆が簡単に砕けてしまうことがわかるはず。
「もしもこれが自分の子供の指だったら…」と想像するだけで冷や汗が出てきませんか…。
でも想像できるということは予防できるということでもあるのです。
体に安全な食材を選んだりや面白そうなおもちゃを買って、子供を喜ばせたいと考える親御さんは多いかと思いますが、何といってもまず第一に子どもの安全を守ることが親の役割ではないでしょうか。
切断事故に遭ってしまってからでは、もう取り返しがつきません。
気をつけているから大丈夫と油断をせず、未然に防げる子供の事故には今すぐ対策を講じてください。




子供の指を守る「はさマンモス」

特許を取得している子供の指はさみから事故から安全を守るグッズ「はさマンモス」
ドアの蝶番(ちょうつがい)側のすき間に指が入るのを防止し、指挟み事故を完全に防止することを目的に作られました。
家庭用には「強粘着タイプ」「賃貸用タイプ」「ソフトタイプ」と3つのタイプがあり、用途に合わせて使い分けられます。
「はさマンモス」の開発者は、9年間の教員経歴があり家では3人の子供を持つパパ、阿部さん。
先程書いた子どもによる指の挟まれ事故での救急搬送の事実を知り、自分の家でも指挟み防止に役立つアイテムを買って使ってみたそうです。
しかしそれらはすぐに剥がれてしまったりして納得できる商品ではなかったそうで、ならば自分で作ってみようと思ったのがきっかけで開発を始められました。
いかに剥がれないようにするかを念頭に置きつつもそれでは賃貸住宅では使いにくいという声があり、剥がれにくいけれども引っ越しの際などに剥がしやすくなるにはどうにしたらよいのか?という剥がれにくさと剥がしやすさの両立という真逆の課題となる賃貸住宅への対応についても苦心を重ねられました。
この課題にはやはり1番苦労したのだとか。

そして試行錯誤の末に耐久性を備えつつ壁を汚さずに剥がせる「賃貸用タイプ」が登場し、賃貸住宅での設置も可能になったのです。
賃貸住宅にお住まいの方には、引っ越しの時に剥がしやすく後の汚れも残らない賃貸用タイプがあるので安心して購入できますよ。
「ソフトタイプ」は、当初は大人から見ると柔らかい素材が、赤ちゃんにとっては肌に傷がついてしまう可能性のある商品でした。
ドアから指を挟むことは守れても、万が一にも子供の柔らかい肌を傷つけてしまう可能性があり危険だったのです。
すぐに小さな子供たちが集団で過ごす保育施設に向けた安心安全な商品化のために代替となる柔らかい素材を探しはじめ、剥がれにくく壊れにくい、そして子供にとって優しい素材とは何か?をリサーチしました。
色々な素材を試しつつ考えに考え抜いて完成したのが、現在販売している「ソフトタイプ」の「はさマンモス」です。
どんな開き戸にも対応しているので、「ソフトタイプ」の「はさマンモス」を導入される保育施設が増えているそうです。
すでに特許を取得済みという点も、嬉しいポイントではないでしょうか。



まとめ

今回の記事はお役に立ちましたでしょうか。


・指挟み事故から子供を守る
・賃貸用タイプがある(引っ越しの時に剥がしやすい)
・保育施設で導入されている


そんな特長を持つ特許取得済みのアツい想いと魅力が詰まったはさマンモスは、大切な子どもの安全を考えるパパ・ママにぜひおすすめしたいアイテム!
身近に潜む恐ろしいリスクを、改めて考える機会にしてもらえると嬉しいです。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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似顔絵は、「似顔絵メーカー」で作成しました。