家庭内で行われる料理や掃除、洗濯といった諸々の作業を労働としてみなしたとき 主婦が仕事を持っていれば、家で労働、外でも労働、365日労働です。
小さな子どもがいればなおさらで、昼も夜も関係ない365日の労働なのです。
家事はそのエネルギーを家庭内に向けられており、どこからも労働対価(お給料)は支払われません。
本当なら家族お互いがそれぞれに日々感謝しあい「ありがとう」の気持ちを忘れずに表現していれば、その「ありがとう」を労働対価にして頑張れるので何の問題も起きないでしょう。
妻が仕事を持っていても、専業主婦であっても、やってもらって当たり前、なんで私ばっかり…の言動に問題が生じるのです。
今回は「家事労働」について掘り下げていきたいと思います。




家事に100%はない


まずはすべてを完璧にしようとする気持ちは捨てましょう。
家事に100%はありません。
仕事は一つのタスクが終われば区切りがつきますが、家事には終わりがありません。
だからこそサボりたければどこまでもサボれるし、やろうと思えばどこまでもやれてしまうのです。
家事の区切りを決めるのは主に主婦であるあなた自身なのです。
私は考え方によれば専業主婦こそ世界で一番の重労働な仕事ではないかと常々思っています。
下のYOUTUBEは、
ある求人募集にエントリーした方々が人事担当者と面接をする動画です。
お時間のある方は視聴してみてください。






上を目指しすぎない


先にも言った通り家事に完璧はありません。上を目指すときりがないのです。
家事という労働は毎日のことなので、頑張っても頑張っても果てしなく続きます。
スタミナも元気も有り余っているのならよいですが、人間そういつもパワフルではいられませんよね。
そういう時は心の持ち方だけを前向きにしましょう。
「あれもしたいこれもしたい」「全然できていない」と思い始めるとイライラがたまってしまいます。
掃除でも、選択でも、家事でも小さな目標を作って、「今日はここまで」「明日はあれをやる」というように少しずつクリアしていくことが大切です。
私の場合洗濯や家事は隙間時間にできる家事ではないので、掃除を生活の中にある決まった隙間時間にする決めています。
出勤前の朝ごはんの食器を片付けた後、玄関を出るまでの数分〜数十分にリビングのフローリングをワイパーでお掃除。時間があればさらにソファのシートと背もたれ部分を粘着コロコロします。
猫が2匹いるので、とにかく猫の毛の掃除を重点的にしています。
もし途中で時間が来たら気にせず終了。
次は帰宅してから就寝までの隙間時間にとっておきます。
もしその日にできなくても翌日そこから始めれば何の問題もありません。
うちでは平日の掃除はほぼワイパーとコロコロ。掃除機は週末だけですね。
お風呂とトイレは、自分が使うたびに簡単に掃除します。
仕事を持っている主婦であれば、隙間時間掃除、したついで掃除が楽だと思います。




主婦労働のお値段を算出してみたら


一日の労働時間を8時間と考えたとしましょう。
家事(朝昼夜)1時間×3回、掃除2時間、買い物1時間、家計管理1時間 子育ては休むことがないので8時間家事をしながらずっと、ということで見てみると
家事=給食を作る時給 1,100円×1時間×3回=3,300円
掃除=清掃業の時給 1,100×2時間=2,200円
買い物=デリバリー宅配業の時給 1,000円×1時間=1,000円
家計管理=企業経理事務 1,100×1時間=1,100円
子育て=ベビーシッター 日給1万円

上記業務は平日のみとし、週末はご主人にベビーシッターと掃除、買い物をお願いしたとしてで見積もり
17,600円×20日=352,000円、土日4,400円×8日=35,200円で
387,200円となります。

結構な高給取りじゃないですか。

これを妻だから、母だからという義務感だけで続けるのは大変です。
だからといってお金をくれ、というのではありません。
感謝と愛情の表現があれば単純に頑張れちゃうものなのですよ。



まとめ

家事をマニュアル通りにやろうとすれば時間もかかりやる気も次第にしぼんできます。
物の置き場所を決める、出したら元に戻す、いらないものは捨てる、こぼしたらすぐに拭く、買う前に今一度必要か考える、など毎日小さな作業を繰り返すことが家事を楽な気持ちですることにつながります。
世の既婚男性に言いたいのは、試しにうるさいくらいに労いの言葉、感謝の言葉、「ありがとう」をパートナーに言ってみてということ。
思っていても「ありがとう」と言葉で言わないのは「ない」と同じです。
照れくさい、恥ずかしい気持ちがあっても、勇気を出して毎日1回は声に出して言ってください。
毎日言っていれば、慣れてきますよ。
妻やパートナーは、その言葉でどれほど報われることか。
きっと想像以上の効果だと思います。

最後に、夫の立場で書かれた家事の本をご紹介します。
著者は、現役コピーライターの梅田悟司さん。
かつて4か月半の育児休業を取得した際に、実際に家事をしてその大変さに驚くことに。

その時のツイッター投稿が以下↓

【梅田さんのツイート(全文ママ)】
育休を4ヶ月取得して感じたこと
・授乳以外は男性もできる
・子ども慣れしてないは甘え
・子育ては2人でやってちょうどいい
・名もなき家事多すぎ
・育児での凡ミスは死に直結
・24時間、緊張状態が続く
・会話できる大人は命綱
・職場の方が落ち着く
・仕事の方が楽
・仕事の方が楽
・仕事の方が楽

「終わりがない。達成感もない。誰かにほめられることもない。もはや、ないないづくし……。」と家事労働に対しての認識が大きく変わったそう。
この投稿には、13万件を超える「いいね!」がつき、「よくぞ言ってくれた!」といった共感が集まりました。

筆者プロフィール

こらっと

大阪生まれ。団体職員兼ライターです。
平日は年季の入った社会人としてまじめに勤務してます。
早いもので人生を四季に例えたら秋にかかる頃になり、経験値は高めと自負しています。
このブログがいきいき生きる処方へのきっかけになれば幸いです。

お問合せはこちらで受け付けています。
info.koratwish@gmail.com


海外からの人材受け入れ団体職員として働いてます。
遡ると学生時代のアルバイトでアパレルショップの売り子から始まり、社会人となってから広告プロダクションでコピーライターとして働きました。
結婚・出産を経て、印刷会社のグラフィック作業員として入社。
社内異動により⇒画像・写真加工部⇒営業部(営業事務)⇒社内システム管理者と、いろんな部署を渡り歩きましたが、実母の介護のためフルタイムでは身動きが取れなくなり、パート雇用として人材受け入れ団体に時短勤務転職しました。

2019年実母が亡くなり、パートを続ける理由がなくなったため物足りなさを感じる毎日でしたが、年齢の壁など一顧だにせず(笑)再びフルタイムで働きたい!と就活し続けた結果、別の人材受け入れ団体に転職しました。
責任も増えましたが、やりがいも増えました。

デスクワーク経験が長く、Office関係の小ワザや裏ワザ、社会人としての経験を共有できれば幸いです。

家族構成は夫がひとり、子どもがひとり
キジ猫のオス、サバ猫のメスの5人家族です。

趣味は、読書、語学学習、ホームページ制作などなど
好奇心が芽生えたら、とにかく行動、なんでもやってみます。

猫のフォルムがとにかく大好きで、
神が創造した生物の中で一番の傑作だと思ってます。
ちなみに「こらっと(korat)」は
タイ王国のコラット地方を起源とする
幸福と繁栄をもたらす猫の総称です。




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